皆さんこんにちは、管理人のゆうです。
このページでは大津市にある、叶匠寿庵の寿長生の郷について紹介しています。
厄除けで有名な立木観音から車で5分
びわ湖から唯一流れ出ている川、瀬田川のほとり。
厄除けで有名な「立木観音」から車で走ること約5分・・・。
今日は滋賀県大津市の「叶匠寿庵 寿長生の郷」へやってきました。
寿長生って何て読むんですか?
「すない」やね。
ご長寿的な・・?
いえ、井戸の桶を引っ張る縄(ロープ)のことやで。
ここを訪れる人に、活力を汲み上げて欲しい・・という意味やね
なるほど~。
駐車場にもお迎えの人がいて、案内してくれるんですね~!
何回行っても、どの従業員さんも笑顔で挨拶してくれて、すごく感じがいいね
駐車場からすぐの場所には紅梅の林があり、2月から3月には美しく咲く梅の花が見られます。
春には桜も咲いて・・・。
美しい自然で出迎えてくれる寿長生の郷です。
お迎え処の古民家
パパ、あそこにソフトクリームって書いてるでっ!
あそこは古民家を利用したお出迎えの場所やね
昭和40年頃まで実際に暮らしていたという、約140年前の古民家
今はこのように、寿長生の郷を訪れた人のお出迎えの場所となっています。
叶匠壽庵の代表銘菓「あも」とお茶を頂きます。
無料で提供されてるんですか?
そやね、この郷を訪れた人へのおもてなしですね。
本当に素晴らしいホスピタリティやね。
パパ、ソフトクリーム食べたいっ!
梅のソフトクリームやけど大丈夫?
大丈夫、大丈夫!
寿長生の郷の代名詞でもある、千本の城州白梅から作れている自家製のソフトクリーム
うまっ!
全然酸っぱくなくて、めちゃ爽やかやね
自家埋蔵でじっくり寝かせた梅酒「梅の蔵」も販売されています。
お酒好きとしては、もちろん買って帰ります。
どれどれ・・いただきまーす!
どうですか?
甘っ!
梅の香りと甘みが凄いで。
どれどれ・・甘っ!シロップみたいですね。
甘い梅酒が好きな人にピッタリですね。
63,000坪もある広大な敷地には、本社工場や催事のホール、お菓子売り場、食事ができるお店、梅林などがあって、まさに郷です。
長屋門
花、雲、水・・?
凄く素敵な暖簾ですね~!
創業者の詩が書かれた暖簾やね
ここ(三徳苑)には何があるんですか?
生菓子とお抹茶が頂けるお茶席やお菓子売り場、季節の催事や展示をしているホールがあります
綺麗な庭ですね~!
早速お菓子売り場に行ってみましょう。
叶匠寿庵の銘菓が揃う売り場
三徳苑にあるお菓子売り場では、ここだけの限定商品や季節の商品も含めて、叶匠壽庵の銘菓が揃っています。
季節の生菓子とお抹茶が頂ける、お茶席の受け付けもこちらでできますよ
叶匠壽庵の代表銘菓「あも」
こちらは叶匠寿庵の看板商品「あも」です。
高級で「幻の小豆」ともいわれている、丹波ひかみ産の春日大納言小豆と、柔らかく透明感のある求肥の棹菓子(さおがし)です。
求肥(ぎゅうひ)ってなんですか?
もち米の粉に水と砂糖を足して、火にかけて練ったお餅やね。
羽二重餅や、雪見だいふくも求肥を使ってます
時間が経ってもやわらかいお餅なんですね~!
小豆を炊いた餡が、感動的な美味しさやね
中の求肥もめちゃめちゃ柔らかくて美味しいです!
春には季節限定の「桜のあも」も販売されています。
柔らかい求肥の中に、塩漬けにした桜の葉が練り込まれていて、口の中に広がる桜の香りと、優しい自然な餡との調和が最高に美味しいです。
これはもう、絶対食べて欲しい一品です
大石最中
こちらは人気商品の1つ、大石最中。
香ばしい最中種は近江米を使っていて、大納言小豆の粒餡とぴったりです。
花遊山
こちらは桜の香りがする花遊山。餅米から作られた道明寺粉に、上品な甘さの餡が入っています。
これ、メチャメチャ美味しいですね
ほのかな甘さの餡と桜の香り、道明寺粉が一体となって、素晴らしい一品やね
イチオシの「あかい」
ゆうさんの大好物「あかい」ですね
近江羽二重粉を使った求肥餅で、感動的な美味しさです。
どうして「あかい」っていう名前なんですか?
三井寺に行った時に、天智天皇、天武天皇、持統天皇の三人のお産湯に使ったという水が湧いている井戸があったやん?
あのポコポコ水が湧いていた井戸ですね!
あの井戸は閼伽井屋(あかいや)っていって、そこから「あかい」っていうお菓子の名前にしてるんやね。
叶匠寿庵の創業も三井寺の近くやったんやで
あかい抹茶
管理人が一番好きな「あかい抹茶」
よくある抹茶風のお菓子じゃなく、本気の抹茶です。
一口食べた時に、抹茶の素晴らしい香りに驚きますよ~!
お餅と凄く合ってますね
お餅は近江羽二重粉を使っていて、本当に素材の良さが分かる透明感と深い味わいです
あかい黒蜜きなこ
続いては沖縄県産の黒砂糖を使った黒蜜きなこ。
求肥餅と黒蜜、きな粉、そのどれもが素晴らしい素材で、それを最大限に引き出した美味しさは、ぜひ一度は食べてみて欲しい一品です。
少し黒蜜を食べただけでも、素材の良さを感じます
きなこも香りが良くて、美味しいですよね~
城州白梅の寒天「標野」
寿長生の郷で収穫される城州白梅の梅エキスで作られた代表銘菓「標野」
封を開けた瞬間に広がる梅の香り・・・。
初めて食べた時、こんなに美味しいものがあるんだと、本当に感動しました。
最高に上品な甘さの中に、ほんの少し酸っぱさを感じる絶妙なアクセントで、弾力のある食感も素晴らしいです
他にも定番商品や、季節限定の商品が数多くありますので、ぜひお気に入りの一品をみつけてくださいね。
季節の催事や展示があるホール
こちらは催事や展示があるホール
和菓子作りに使われる小豆や本葛、寒天などの素材も販売されています。
三徳苑を出て、再び郷の中を歩きます。
梅林、囲炉裏茶房の方へ・・・。
道中の炭焼き小屋
炭焼き小屋?
郷の山から切り出した、ナラや椿などから炭を作って、お茶席や囲炉裏の炭として利用されてるで。
素材にこだわってますね~!
千本の城州白梅
広大な敷地に、圧倒的なスケールの梅林が見えてきました。
めちゃめちゃ凄いじゃないですか。
何の梅なんですかね?
寿長生の郷の象徴、千本の城州白梅やね
京都の城陽市、青谷地区だけで作られている城州白梅は、大粒で柔らかい肉厚の梅で、叶匠寿庵の創業者、芝田清次さんがお菓子に合う梅を求めて、全国を歩いて出会ったのだとか。
この城州白梅を自社で作りたい・・という思いで、寿長生の郷を開いたということで、まさに郷のシンボルやね
素材へのこだわりが、ハンパじゃないですね
2月下旬から3月には千本の梅の花が美しく咲き、6月下旬から7月上旬には果実が収穫されます。
梅花が満開になる3月には、例年「梅まつり」が開催され、音楽イベントや屋台コーナー、小さな子も遊べる催しなど、多くの人で大盛況になります。
梅まつりは『叶匠壽庵の梅まつり編』をご覧ください
ヤギにエサやり
広大な敷地にはヤギもいて、エサやりもできます。
身を乗り出して、エサをスタンバイするヤギ
ヤギにエサをあげる子どもたちと嫁
志村、後ろ、後ろ~!!
甘味と伊吹そばが食べられる囲炉裏茶房
こちらは予約なしで、甘味や伊吹そばが食べられる「囲炉裏茶房」
囲炉裏茶房の隣にある「山寿亭」は懐石やお弁当などの食事ができますが、要予約です。
あんみつや葛餅、焼き餅、ぜんざい、本わらび餅など、季節の甘味が味わえます。
甘味は、同じ敷地にある本社工場で炊き立ての小豆や餅、葛が使われています
ランチにおすすめの伊吹そば
甘味だけじゃなくて、お蕎麦もあるんですね。
滋賀県の伊吹そばやね。
伊吹山の麓は昼と夜の気温の差が大きくて、蕎麦発祥の地とも言われるほど、蕎麦栽培が盛んやで
ちょうどお昼ですし、お蕎麦食べて行きましょうか!
鴨つけ汁蕎麦
ということで、お昼の食事で店内へ。
囲炉裏を囲んだテーブルと、机のテーブルが5卓ほどで、20名くらいが食事できるスペースになっています。
私が注文した写真の商品は「鴨つけ汁蕎麦(温)」で、単品で1,300円、白ご飯と生卵が付いた雑炊セットは1,600円です。
香りとのどごしが良い伊吹そばに、シャキシャキ食感の水菜
お蕎麦をつける鴨鍋には、鴨肉と白菜、白ネギやしめじが入っています。
伊吹そばと水菜を、この鴨鍋につけて頂くわけですね!
どれどれ・・・頂きまーす!
どうですか?
鴨肉がジューシーなのに、サッパリしてて美味しいですね~!
鴨のダシが染み込んだ、濃いめのツユにお蕎麦がよく合ってます。
ほんまや、これは美味しいね。
水菜もさっと鍋につければ、シャキシャキやね!
お蕎麦のあとは鴨鍋に白ご飯と卵を入れて雑炊にします。
これは・・・断然雑炊セットがオススメですね!
鴨鍋のつゆはもちろんですけど、卵も美味しいですよね?
これ、絶対良い卵やね。
本当に、お菓子も料理も素材へのこだわりが素晴らしいね。
いや~、身近にこんな素敵なところがあるなんて・・。
滋賀県に住んでて良かった~!!
「叶匠寿庵 寿長生の郷」編は以上になります。
最後までありがとうございました。
叶匠壽庵の美味しい野菜は「草津店のビュッフェ編」でも紹介しています。
素材の美味しさを凄く感じられる、大満足のランチビュッフェですよ。