近江神宮

ゆうゆう

皆さんこんにちは、管理人のゆうです。
このページでは近江神宮について紹介しています。

かるたの殿堂

近江神宮の入口

ゆうゆう

というわけで、今日は滋賀県大津市の近江神宮にやってきました。

ちはやふる

嫁

かるたの・・殿堂?

ちはやふる

ゆうゆう

そう、近江神宮は競技かるたの漫画(アニメ&映画化)『ちはやふる』の舞台としても有名やで。

嫁

『ちはやふる』、京阪電車の車両でも見たことありますね~!

ちはやふるの京阪電車

鳥居

ゆうゆう

ささ、行くで~

木漏れ日や桜が美しい表参道

表参道

 一の鳥居から、表参道を歩いて行きます。
春には桜が綺麗な場所でもあります。

表参道

 今日は次男君と末っ子君が一緒に来ました。

木漏れ日

嫁

木漏れ日が差し込んでて、素敵な感じですね。

二の鳥居

 表参道から、二の鳥居を越えて行きます。

手水舎

ゆうゆう

手水舎で清めて行くで~

龍の口

近江神宮から見た琵琶湖

次男次男

びわ湖が見えるで!

境内の蕎麦屋

 境内には十割そばが食べられる、おそば屋さんもあります。

朱色の楼門

近江神宮の楼門

嫁

これが・・よく写真で見る、近江神宮の楼門ですか!
石段と楼門が綺麗ですね~!

モミジと楼門

嫁

朱色の楼門とモミジのコントラストも綺麗ですね~!

紅葉

 楼門前のモミジは紅葉が少し遅めで、写真は11月20日ですが、紅葉はまだ3割くらいです。

紅葉

 12月上旬になると、このように見事に色づいてきます。

石碑

嫁

石段横の石碑を見ると、時計関係の会社が多いですね。

ゆうゆう

近江神宮は、カルタだけじゃなくて時計の聖地でもあるからね。

楼門

 楼門を潜って中へ・・。

近江神宮の境内

嫁

広すぎずで、落ち着きますね。

ゆうゆう

うちみたいに小さな子がいても、全然大丈夫やね。

小倉百人一首

次男次男

パパ、絵本みたいなのが飾ってるで!

ゆうゆう

これは小倉百人一首っていうんやで。

小倉百人一首

嫁

最初に言ってた『かるたの殿堂』ですか?

ゆうゆう

そう!
近江神宮では毎年1月に競技かるたの名人決定戦が開催されてるで。

ちはやふる

嫁

『ちはやふる』の主人公も、ここを舞台に戦ったわけですね?

ゆうゆう

そやね、『ちはやふる』は高校生の競技かるた日本一決定戦やから、夏に開催されるけどね。

嫁

でもどうして近江神宮が、かるたの聖地なんですか?

ゆうゆう

それは百人一首の1番歌が天智天皇の和歌で、近江神宮の御祭神は天智天皇やからね!

近江神宮の境内

嫁

天智天皇って、大化の改新をした中大兄皇子ですか?

ゆうゆう

イッェース!
他にも戸籍制度の『庚午年籍』や土地制度の『班田収授法』を制定をされて、今の日本の礎を築いた偉大な天皇の一人やね。
社会で習ったやろ?

嫁

すみません、覚えてません。

ゆうゆう

・・・。
じゃぁ、この近くにかつて都があったことも・・?

嫁

え?滋賀に都?
710年『何と立派な平城京』、794年『鳴くよウグイス平安京』以外にも、都があったんですか?

ゆうゆう

667年に奈良県の飛鳥から、近江神宮のすぐ近くの近江宮に遷都したんやで。
5年後の壬申の乱で、また飛鳥に戻ったんやけどね・・。

嫁

あ~、あれね~!

ゆうゆう

・・・。

七五三でも大人気

七五三の参拝

 この日は11月の七五三の日から最初の日曜日。
近江神宮には七五三で多くの人が訪れていました。

外拝殿

嫁

圧倒される大きな建物ですね~!

ゆうゆう

これは外拝殿やね。
拝殿に行く前に・・時計を見て行こうか!

時計の聖地、近江神宮

時計宝物館

嫁

時計宝物館・・?

ゆうゆう

そう!
近江神宮は時計の聖地としても崇められてるんやで。

嫁

それも天智天皇が関係してるとか・・?

ゆうゆう

イッェース!
天智天皇は日本で初めて時計を作り、しかも時間を知らせる時報も始めはったんやで。

嫁

日本で最初の時計ってどんなのですか?
まだゼンマイの時計じゃないですよね?

ゆうゆう

それは900年くらい先の話やね・・。
日本で最初の時計は、水で時間を計る『水時計』やで!

日本で最初の時計、水時計を見てみよう

水時計

嫁

これがその水時計ですね?

ゆうゆう

そやね、『漏刻』っていいます。

漏刻

ゆうゆう

上の段から下の段へ水を流して、水が溜まる時間を計ってるわけやね。

嫁

凍ったら時間が計れないですね・・。

ゆうゆう

詰まったり凍ったりしないようにメンテしたり、2つ時計を置いて比べたり、大変だったみたいやね・・。

漏刻の目盛

 一番下の水槽の水の量が増えると、写真の矢が浮かび上がり、その目盛で時間を計る・・という仕組みで、1目盛10分になっています。

嫁

どこで今何時か分かるんですか?

ゆうゆう

それは・・分かりません!
漏刻は「何分経ったか」を計るもので、「今何時?」というのは太陽の位置を利用する日時計で知ります。

嫁

今何時!?♪

ゆうゆう

そうね、大体ね~♪

嫁

今何時!?♪

ゆうゆう

そうね、大体ね~♪
by サザンオールスターズ『勝手にシンドバッド』

嫁

今何時!?♪

ゆうゆう

もういいわ・・・。

精密日時計

精密日時計

嫁

この大きなロウソクみたいなのも時計ですか?

ゆうゆう

これは日時計やね。
日時計は大昔からあるけど、そのなかでもこれは5分間隔という、世界最高精度の日時計やで。

曇ってる日の日時計

嫁

あの、曇ってて分からないんですが・・。

ゆうゆう

これが日時計の弱いところ・・・。
別の日に撮った写真を見てみましょう。

晴れてる日の日時計

ゆうゆう

どやぁ!

嫁

なぜどや顔・・。
今の正確な時間は午後1時48分ですが、日時計はどうなってますかね~?

日時計の時間

嫁

あれ?
ジャスト14時に見えますが・・。
10分以上ずれてませんか?

ゆうゆう

それはですね、日時計の台にある誤差修正グラフを見て、修正時間を増減するんですよ。

日時計の時間

 この日は12月6日なので、グラフによると約12分マイナスします。

嫁

2時から12分引くと・・1時48分!
まさにピッタリじゃないですか!!
すごいですね~!

日時計

嫁

こっちも日時計ですか?

ゆうゆう

これは矢橋式日時計やね

日時計の時間

ゆうゆう

午後1時までは右側の目盛を、午後1時以降は左側の目盛を見るんやで。

嫁

今は午後1時48分だから・・左側をみるんですね。

日時計の時間

嫁

ドンピシャ!
日時計って凄いですね~!

ゆうゆう

太陽の位置で、こんなに正確に時間が分かるとはね。
曇りや夜は使えないのが難点やけどね・・。

古代の火時計

古代の龍の火時計

嫁

めっちゃカッコいい龍ですね!
これも時計ですか?

ゆうゆう

これは今から4,000年も昔の中国で利用されたといわれる「日」時計ならぬ「火」時計やね。

火時計の球

嫁

火時計!?
燃やすんですか?

ゆうゆう

龍の背中に銅の球がぶら下がってるやん?
糸の下の線香の火が燃えると、時間とともに糸を焼き切って、球が落ちてドラが鳴る・・という仕組みやで。

龍の顔

嫁

さすが中国4,000年の歴史!
これなら太陽が出ていない夜でも時間が計れますね~!
しかも一定時間でドラが鳴って、お知らせもしてくれるとは・・。

龍の火時計

 龍が怖いのか、こっそり隠れて見ている末っ子君・・。

ゆうゆう

全然隠れてないで・・。

ちはやふるクリアファイル

 時計館宝物館(別途有料)では、ちはやふるのオリジナルクリアファイルも発売中!

車のお祓い所

嫁

この建物は・・?

ゆうゆう

ここは自動車のお祓いをしてもらうところです。
元々この建物は大津地方裁判所にあった、車の乗り降りするための玄関スペースだったんだけど、建て替えの時に移築して、車のお祓い所として利用してはる・・というわけやね。

嫁

なるほど、それでさっき車が停まってたんですね。

近江神宮の境内

次男次男

パパ、先行ってるで~!

末っ子末っ子

待って~!

拝殿と本殿

外拝殿でお祈りする様子

 外拝殿でお賽銭を入れて、お願いをする次男君と末っ子君。

お願い事を入れる箱

 巫女さんのお祈り。

近江神宮の内拝殿

嫁

奥に見えるのが本殿ですか?

ゆうゆう

あそこは内拝殿やね。
七五三や結婚式で昇殿してはるね。

嫁

じゃぁ本殿は、内拝殿の奥ってことですか?

ゆうゆう

イッェース!
奥の建物をよく見てみ・・。

近江神宮の本殿

嫁

あ!あの千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)がある建物ですね。

ゆうゆう

そう、御祭神の天地天皇は男性の神様なので千木が外削ぎになってるね。
ここからは全部は見えないけど、鰹木(屋根の上にある丸太)の数も奇数になってるはずやで。

祈願文奉納所

次男次男

パパ、これはおみくじ?

ゆうゆう

これはお願い事を書くところやね。

祈願文

ゆうゆう

この祈願文にお願い事を書いて・・・。

お願い事を入れる箱

 この祈願文の箱に入れます。

轟太鼓

嫁

大きい太鼓ですね~!

ゆうゆう

これは轟太鼓やね。
その昔、天智天皇が時報を始めたことに重ねて、ご神徳を滋賀県に轟かせることを願って・・というものです。

参拝順路

 お祈りをしたら参拝順路を進んで・・。

神座殿

嫁

この建物は・・?

ゆうゆう

これは神座殿(かぐらでん)やね。
競技かるたや祈祷、結婚式などが行われてるで!

近江神宮の境内

嫁

ここで一周して、楼門に戻ってきたわけですね。

ゆうゆう

広すぎず、気軽に来られるところがいいね。
近江神宮編は以上になります。
最後までありがとうございました(^^