百済寺の庭園

ゆうゆう

皆さんこんにちは、管理人のゆうです。
このページでは「湖東三山」の1つ、百済寺について紹介しています。

紅葉が美しい11月に参拝

ゆうゆう

というわけで、今回は滋賀県東近江市の百済寺にやってきました。

嫁

くだら寺?

ゆうゆう

「ひゃくさいじ」やで。
あるあるやけどね・・。

百済寺の参道

嫁

受付までの参道からして、いい雰囲気ですね~!

ゆうゆう

境内全体が国の史跡になってます。

紅葉が綺麗な百済寺の受付

嫁

おぉ~!
ちょうど紅葉が色づいてて、ぴったりの時期ですね!
入山料はおいくらですか?

ゆうゆう

大人600円、中学生300円、小学生200円やね。

嫁

早速行ってみましょう!

池泉回遊式&鑑賞式の庭園

百済寺の庭園

嫁

これは・・いきなりめっちゃ綺麗じゃないですか!
池と紅葉が素敵な庭園ですね~!

ゆうゆう

ここは喜見院の庭園やね。
百済寺で一番有名な紅葉スポットです。

喜見院の縁側

嫁

この縁側に座って、庭を眺められるんですか!?

ゆうゆう

そやね、靴を脱いであがってね。

喜見院の庭園と紅葉

嫁

縁側に座って、ゆっくりと庭を眺める・・。
落ち着いてて、いいですね~!

ゆうゆう

鑑賞式の庭園ならではやね。

百済寺の庭園と紅葉

嫁

池の反対側にもいけるんですか?

ゆうゆう

そやね、この庭園は鑑賞式の庭園でありながら、池の周りを歩ける池泉回遊式庭園でもあるからね。

池の鯉

次男次男

鯉がいるで!

鯉のエサ

 鯉のエサは1杯100円で販売しています。

庭園

 和の美しさ・・。

百済寺の庭園

嫁

庭園の後ろの山も、庭の風景に取り入れてるんですね~!

ゆうゆう

彦根城の玄宮園で有名な『借景』やね。
反対側へ行ってみようか。

池の反対側へ

真っ赤な紅葉

嫁

こっちからだと紅葉がすぐ近くに見えて、また違った美しさがありますね!

真っ赤な紅葉

ゆうゆう

落ち着いた赤色で、本当に綺麗やね~!

嫁

山の中ならではの静けさで、わび・さびを感じますね

ゆうゆう

上を見てみ

紅葉のグラデーション

嫁

素晴らしい紅葉のグラデーションですね~!

池泉回遊式の庭園

嫁

続いて行きましょうか。

石段

 石段を少し登ると・・。

天下遠望の名園

百済寺から見える展望

嫁

比叡山まで見える、大パノラマですね!

ゆうゆう

昔から『天下遠望の名園』といわれてます。
百済から来た渡来人が、遥か彼方を見て母国を偲んではったんやろうね~。

太郎坊宮

嫁

手前の段差がある山はなんですか?

ゆうゆう

あそこは太郎坊宮やね。
お正月は特に人気やで。

表参道の石段を登って本堂へ

表参道の石段

嫁

石段の参道と紅葉が素敵ですね~!

ゆうゆう

けっこうあるね・・。

嫁

階段登っていくの、よっぽど苦手なんですね・・。

弥勒半跏石像

観音像

嫁

考える人・・?

ゆうゆう

弥勒半跏思惟像やね。
穏やかな表情に、心が和みますね。

木漏れ日

嫁

木漏れ日が・・。
めちゃめちゃ綺麗ですね。

ゆうゆう

そやね、この落ち着いた静けさが百済寺の魅力やね。
年配の人に人気の理由が分かる気がするね。

仁王門と大草鞋(わらじ)

仁王門

 表参道の石段を登っていくと、途中で仁王門が見えてきます。

大草鞋

次男次男

めっちゃでっかい靴や!

ゆうゆう

これは草鞋(わらじ)やね。
この3mの大草鞋に触ると、老化を防いで健康な足になる・・というご利益があるで。

嫁

それで触ってはるんですね。
でも、なんでこんなに大きいのですか?

ゆうゆう

もともとは仁王像に合わせて50cmくらいやったんやけど、江戸時代にこの草鞋に願をかけていく参拝客が増えて「草鞋が大きいほど、ご利益も大きい・・」ということで、どんどん大きくなったんやで。

嫁

有名な願掛けの草鞋なんですね。
大きいので、修繕が大変そうですね・・。

ゆうゆう

地元のお年寄りが約10年毎に新調してはるんやって。

阿形

嫁

仁王門ということは・・金剛力士像ですよね。

吽形

ゆうゆう

阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)やね。

弁財天

 参道の途中には、開運、財福などのご利益がある弁財天も。

嫁

滋賀県って弁財天と縁が深いんですよね?

ゆうゆう

そやね、弁財天が持っている楽器は琵琶で、琵琶湖にある竹生島は弁財天の聖地として日本三弁財天の1つになってるね。

嫁

前に行った竹生島の宝厳寺ですね。
竹生島は『伝説の竹生島編』をご覧ください。

大きな杉の木

 仁王門からもう少し歩くと、本堂が見えてきます。

嫁

石段と大きな杉の木が素敵ですね~!

ゆうゆう

はぁ、はぁ・・。

次男次男

どんだけ階段弱いの・・。

重要文化財の本堂

百済寺の本堂

嫁

この建物が本堂ですか?
屋根の曲線が素敵ですね~!

ゆうゆう

檜皮葺きやね。
仁王門と同じく、江戸時代初期の1650年に再興された建物やで。

嫁

再興?

ゆうゆう

戦国時代、織田信長の敵対勢力を支援したということで、殆どが燃えてしまったからね・・。

嫁

信長さん、敵には本当に容赦ないですね・・。

ゆうゆう

元々、百済寺は聖徳太子の創建といわれるほどの歴史あるお寺で、もし戦火にあってなかったら国宝・重要文化財の山だったやろうね・・。

参道と石段

 本堂前から見た表参道。こうして見ると、そんなに急な坂ではありませんでした。

昭和の名鐘

昭和の名鐘

次男次男

でっかい鐘や!

ゆうゆう

梵鐘(ぼんしょう)やね。
百済寺の梵鐘は『昭和の名鐘』といわれてるで。

嫁

昭和?
古い梵鐘じゃないんですね。

ゆうゆう

そやね、初代梵鐘は織田信長に持っていかれ、2代目は太平洋戦争で・・。
今の梵鐘は昭和30年に出来た3代目やね。

百済寺の梵鐘

ゆうゆう

合掌してお願い事を念じてから、静かに打ち鳴らします。

嫁

近くにいると、しびれるくらい響きますね~。
余韻が長いんですね。

ゆうゆう

余韻の最高記録、2分12秒です!

なだら坂

 表参道の石段を登って行くのは体力的にキツい・・という方には『なだら坂』もありますよ。
ちょっと遠回りですが、ゆる~い坂道の脇参道です。

紅葉の季節はライトアップも

夜の百済寺の受付

 11月の紅葉の季節には、午後5時頃からライトアップが始まります。

喜見院のライトアップ

 喜見院のライトアップは、一番の見どころで大人気!

喜見院のライトアップと紅葉

 ライトアップされて水面に映る紅葉を、縁側に座ってゆっくり鑑賞するのも百済寺のおすすめの1つです。

ゆうゆう

百済寺編は以上になります。
最後までありがとうございました(^^