皆さんこんにちは、管理人のゆうです。
このページでは近年パワースポットとしても有名な日吉大社について紹介しています。
由緒ある格式高い大社
ということで、今日は比叡山の麓にある日吉大社へやってきました。
全国的にも有名なんですか?
日吉大社は全国にある3,800余りの日吉神社、日枝神社、山王神社の総本宮で、『山王さん』としても有名やね。
約2,100年前に創祀されたという、長い歴史もあります。
由緒ある格式高い大社なんですね~!
日吉大社といえば・・方除け、厄除けで有名ですよね。
そやね、古くは平安京の方除けでもあり、方除け・厄除けでは全国でも指折りやね
緑に囲まれてるからか、空気が澄んでますね~!
境内には大宮川という川も流れてて、境内全体が国指定の史跡になっています
凄く神聖で、パワーをもらえる気がします
受付で入苑協賛金(大人300円、子ども150円)を納めて境内へ・・。
映画『るろうに剣心』の撮影にも
橋があるんですね!
境内に『大宮川』が流れてるからね
風情があって綺麗ですね~!
何ていう橋なんですか?
これは大宮橋やね。
すぐ近くの走井橋、二宮橋とともに『日吉三橋』と呼ばれてて、全て重要文化財やで
大宮橋のこのシーン、大ヒット映画『るろうに剣心』のワンシーンでも登場します
佐藤健~!!
映画るろうに剣心では、他にも三井寺や彦根城、八幡堀、日野城跡、安楽律院など滋賀で多くのロケがありました
神仏習合のシンボル「山王鳥居」
写真の大きな鳥居は、日吉大社のシンボルともいえる『山王鳥居』で、全国にある山王鳥居の始まりといわれており、滋賀県の指定文化財となっています。
山王鳥居は普通の鳥居と形が違うんですね
そやね、山王鳥居は神仏習合の特徴で、合掌鳥居ともいいます
神仏習合?
昔は神道と仏教が結びついたチャンポン状態があったんやで。
社会で習ったやろ?
あ~、あれね~!
・・・。
普通の鳥居(明神鳥居)の上に、三角形の屋根が乗ってるやん?
これは両手を合わせた、仏教の『合掌』を表しています
約3000本のモミジが咲く紅葉の名所
日吉大社は滋賀県でも有数の紅葉の名所で、紅葉シーズンには夜のライトアップも実施されています。
境内の紅葉はスケールが大きく、山王鳥居から西本宮までの道は一番の写真スポットです。
木漏れ日に輝く紅葉のグラデーション・・・本当に綺麗ですね~!
日吉三橋にもモミジがあり、趣のある橋と紅葉の組み合わせもまた美しいです。
新緑の季節の青モミジも、エネルギーに満ちててお勧めですよ~!
紅葉について詳しくは「日吉大社の紅葉編」をご覧ください
神の使い、神猿(まさる)さん
日吉大社の境内にある神猿舎(まさるしゃ)には、神の猿と書いて神猿(まさる)さんと呼ばれる、お猿さんがいます。
パパ、あそこにお猿さんがいるで!
次男君、このお猿さんはすごい猿やで。
すごい猿?
SUPER MONKEY'S?
まぁ間違っては無いけど・・・。
悪いものが逃げていく「魔が去る」、勝負に勝つ「勝る」に通じる縁起が良いお猿さんやで
めっちゃ上品な顔してるね
まさるさんは、いつから日吉大社にいるんですか?
室町時代の書物にも登場してて、まさるさんの食費として大人1人が1年に食べるコメの量である『一石』の予算が充てられていたんやって!
由緒ある立派なお猿さんなんですね。
日吉大社には『マメガキ』という渋柿がなっていて、神猿さんが好んで食べるため、通称『猿柿』と呼ばれています。
神猿みくじ
境内では神猿さんの『神猿みくじ』も販売中で、中にはおみくじが入っていて、神猿さんは家の神棚や玄関に魔除けや厄除けとして飾ります。
金色の神猿みくじは、魔除けや厄除けに加えて、金運上昇のお守りにもなっています。
境内の日吉茶屋で休憩
パパ、何かお店があるで
うどん、みたらし団子、甘酒か・・・。
ちょっと食べて行こうか。
たっぷりのとろろが入った「とろろうどん」はお値段500円とリーズナブルです。
こ、これは・・。
美味しい?
甘口の優しいダシに、とろろとネギが美味しいな。
柚子の香りも上品で、寒い季節には最高やね
肌寒い紅葉の季節には温かいおでんも美味しく、大根は絶品ですよ~!
山の上の宮
西本宮と東本宮の間に、山の上へと続く階段があります。
こんなところに階段が・・。
上には何があるの?
来るときに山の上にお宮が見えたやん?
あったね、あそこに通じてるんや!
めっちゃ高いところにあったけど・・。
八王子山という山で、381mあるんやで。
じゃぁ早速行ってみますか!
あ、いや、片道30分くらいかかるから結構大変やで・・・。
お先に行ってまーす!
・・・。
山道をひたすら登っていきます。
末っ子くんを抱っこしての山登り、尋常じゃないくらいキツイんですけど・・。
・・・。
途中でびわ湖を見ながら休憩・・。
石段が見えてくると、もう少し・・。
プリンスホテルが見えると間もなく・・。
膝が・・・。
・・・。
ついに奥宮が見えてきました。
こんな崖の上にお宮があるなんて凄いね~。
写真左が三宮宮、右が牛尾宮で、今から400年以上前に建てられた重要文化財なんやで。
苦労して登ってきた奥宮からは、びわ湖も見える抜群の眺めです。
すご~い!
めっちゃ綺麗ですね~!
パパ、早く!
凄い景色やで!
パパ、あの山(写真中央)って三上山?
そやね。この前、長男くんが登った山やで!
山頂からは近江大橋もハッキリ見えます。
UFO?
あれは琵琶湖の水質を測る施設やね。
古くなったから2018年に撤去される予定です。
烏丸半島の風力発電も見えます。
登るのはちょっと大変ですが、ここでの休憩は最高ですよ!
めっちゃでっかい岩や!
この岩は金大巌(こがねのおおいわ)で、東本宮に祀られている日吉大社の主祭神、大山咋神が宿っていたと言われてるんやで。
西本宮へ
下山して西本宮へと向かいます。
豪華で立派な楼門ですね~!
丹塗りの朱色と森の緑のコントラストが綺麗ですね
西本宮の楼門は400年以上前に造営されたと言われていて、重要文化財になってるで。
日吉大社は七五三も凄く人気があり、西本宮の楼門には記念写真を撮るのにピッタリの花もセットされています。
あそこに猿がいるで!
あれは木造の神猿(まさる)さんやね。
楼門の四隅を見てみ・・。
ほんまや、あそこにもいるで!
みんなポーズが違うんやね
めっちゃ支えてる・・?
そやね、この神猿さんは屋根を支えてる『棟持ち猿』やね
楼門の神猿さんは、参拝の人たちを見守ってくれてるんですね
ちょうど祈祷をされてますね。
ここが拝殿ですか?
そやね、よく七五三の祈祷をしてはるで
「日本の神様がよくわかる本」が愛読書のゆうさん、西本宮はどんな神様が祀られてるんですか?
西本宮は大己貴神(おおなむちのかみ)が祭られてます。
別名、大国主命(おおくにぬしのみこと)として有名やね。
※ 大己貴神は大国主命の若い頃の名前です。
オオクニヌシノミコト?
大国主命は国造りの神様の中でも最高級神で、出雲大社の祭神やで!
凄い神様なんですね!
どんなご神徳があるんですか?
五穀豊穣、商売繁盛、病気平癒、産業開発、航海守護など、幅広いご神徳があります。
さらに・・。
さらに?
凄いイケメンということで、縁結びの神様としても有名です
なるほど、出雲大社が女子に人気な理由ですね!
この立派な建物が国宝の本殿ですか?
趣のある造りですね~。
有名な日吉造り(ひえづくり)やね。
正面は切妻造り、左右の側面には庇(ひさし)があるのが特徴です
かなり昔に建てられたんですか?
織田信長の焼き討ちで燃えてしまったんだけど、『猿』に縁の深い武将の尽力もあって、約400年前に復興しました
猿といえば・・豊臣秀吉!?
イッェース!
豊臣秀吉は日吉神社を自分の『猿』と重ねて、特別に考えていたんやね。
東本宮へ
東本宮はどんな神様が祀られているんですか?
日吉大社の主祭神、大山咋神(おおやまくいのかみ)と、奥様の鴨玉依姫神(かもたまよりひめがみ)やね
どんな神様なんですか?
大山咋神は比叡山を守る山の神様や、延暦寺・天台宗の守護神(山王)として崇められてきて、厄除け開運、産業繁栄などのご神徳があるで
東本宮の楼門にはお猿さんはいませんが、西本宮楼門と同じく重要文化財になっています。
凄く神聖な感じがするところですね!
写真中央が本殿ですか?
写真中央は拝殿やね。本殿はその奥です。
写真左の華やかな建物が、樹下宮本殿です。
立派な拝殿ですね~
今から400年くらい前の建物で、こちらも重要文化財になってます
天井も味がありますね~!
これは小組格(こぐみごう)天井やね
この立派な日吉造(ひえづくり)の建物が国宝の本殿ですよね?
そやね、かつて織田信長の焼き討ちにあったんだけど、400年近く前に西本宮本殿のあとに復興されました。
梛の木
大きな木ですね~!
これは梛(なぎ)の木やね。
梛は心が和む、海が凪(な)ぐなどの言葉に通じるから、家内安全、夫婦和合、縁結びの霊樹と言われてるで
夫婦和合、縁結びですか!
東本宮には日吉雌梛(めなぎ)、雄梛(おなぎ)があって、雌梛は男性が女性の幸せを、雄梛は女性が男性の幸せを祈る木とされてるんやで。
こっちの椥は日吉雌梛ですね。
梛は雌花と雄花とが別の株に分かれているんですね。
神前で祈祷された梛の葉は、「梛の葉守り」として家内安全・夫婦和合・縁結びのお守りになってるで
素敵なお守りですね。
境内の摂社
日吉大社の境内には多くの摂社があり、それぞれの神様のご神徳に応じたお参りができます。
美容美容&美容・・・。
こちらの摂社は宇佐若宮で、ご神徳は美容や縁結びだから、ピッタリやね
全て重要文化財!山王神輿七基
西本宮と東本宮の間には、神輿収納庫があります。
いっぱいあるね~!
そやね、神輿といえば日吉大社というくらい、日本の神輿のルーツともいわれてるで
昔からあったんや?
昔は比叡山の僧侶が、2トン近くの神輿を担いで比叡山を登って京都に行って強訴してたんやで
神輿収納庫には桃山時代から江戸時代にかけて作られた7基の神輿があり、『山王神輿七基』として全て重要文化財になっています。
毎年4/12~15日は、1,200年以上の歴史がある山王祭があり、ガラス越しではない、山王神輿七基も見られますよ。
日吉大社のアクセスや駐車場については『日吉大社のアクセス、駐車場編』をご覧ください。
日吉大社の拝観時間や入苑料金についてはこちらをご覧ください。