皆さんこんにちは、管理人のゆうです。
このページでは永源寺の紅葉について紹介しています。
11月中旬、愛知川のほとりで・・
というわけで、今日は滋賀県屈指の紅葉の名所、東近江市の永源寺にやってきました。
静かないいところですね!
隣に流れているのは、何ていう川ですか?
愛知川(音無川)やで
あいちがわ?
滋賀県あるあるじゃないんだから・・。
びわ湖へ流れている「えちがわ」です。
永源寺は瑞石山(飯高山)と愛知川、自然豊かな場所にあります。
120段の羅漢坂を登って境内へ向かいます。
この石段と紅葉も綺麗やね
期待が高まりますね
十六羅漢像
ん?
え?
この岩、よく見ると1つ1つが石像なんですね。
これは十六羅漢像やね
十六羅漢って?
お釈迦様のお弟子さんの中でも、特に偉い16人やね。
良い笑顔ですね~!
紅葉のトンネル
これは・・紅葉のトンネルですか!
この紅葉のトンネルを抜けると総門やね。
あれが総門ですね?
そやね、紅葉のグラデーションが美しいね~!
臨済宗・・・永源寺派?
そやね、明治時代は政府の指導で臨済宗東福寺派になったんやけど、永源寺派に独立してはるで。
ここが参拝志納料の受付ですね?
大人は500円、中学生以下は無料やで。
20名以上の団体だと1割引きになりますよ。
綺麗ですね~!
この場所が受付してから最初の見どころやね。
紅葉のピークの少し後やけど、この美しさは素晴らしいね。
朝日を浴びて、紅葉のグラデーションが一層綺麗ですね~!
ここからは隣を流れる愛知川もよく見えますよ。
ベンチを置いてくれているのもいいですね。
ささ、次に行くで~
重要文化財の山門
少し歩いていくと・・。
大きな山門が見えてきます。
立派な山門に紅葉が映えて綺麗ですね~!
この山門は約200年前に彦根藩主の井伊家の援助で造られたもので、重要文化財になっています。
2階部分の楼上には、文殊菩薩や十六羅漢が安置されてるで。
門が見えないくらい、圧倒的な紅葉のボリュームですね。
鮮やかなグラデーションも素晴らしいね。
着工から完成まで7年もかかったという、大きな山門を越えると・・。
本堂や鐘楼、法堂などがあるエリアになり、紅葉シーズンは絵葉書などの販売もあります。
渋すぎますね
わび・さびの世界やね
本堂の屋根は琵琶湖のヨシ葺き
大きな建物ですね~!
あれが本堂ですか?
※ 撮影時は本堂は修繕作業をしていたため、写真は別の年のものです
そやね、元々1361年に創建されたんやけど、戦火で燃えてしまいました・・。
今の本堂は山門と同じく、彦根藩主の井伊家の援助で建てられたものやね。
屋根が特徴的ですね。
何で葺いてるんですか?
葦(ヨシ)です
ヨシ!?
琵琶湖の、あのヨシですか?
イッェース!
滋賀県最大、国内でも屈指の葦葺き屋根です。
そう思って見ると、また味がありますね~!
本堂正面には本尊、世継観世音菩薩が奉安されており、子授けの観音様として親しまれています。
撮影時の2016年は、28年ぶりとなる御開帳がありました。
普段は秘仏(非公開)となっています。
枯山水
本堂前の石の庭も素敵ですね~!
これは石で水の流れを表現してる枯山水やね。
紅葉との組み合わせが綺麗やね。
成所作智・・・?
写真に写っている文字、何て読むんですか?
「じょうしょさち」、仏様の四智やね。
違う角度から見ると、残りの大円鏡智・平等性智・妙観察智も書いてあるで。
鐘楼
本堂前の鐘楼と紅葉の組み合わせも綺麗ですね~!
永源寺の鐘楼は何度も戦火や火災にあいましたが、250年近く前に再建されました。
法堂(はっとう)
この建物の前も、大きなカエデが綺麗ですね~!
これは仏様が奉安されている法堂(はっとう)やね。
戦火で焼失したけど、約300年前に再建されました。
法堂には江戸時代初期の天皇、後水尾天皇より寄進された、仏様やお弟子さんが奉安されています。
開山堂
このちょっと小さな建物は何ですか?
これは開山堂やね
誰が開山したんですか?
寂室元光(じゃくしつげんこう)という臨済宗のお坊さんで、中国から帰国して各地を行脚した後、今から650年近く前に永源寺を開山しはったんやで。
有名なお坊さんだったんですか?
天皇や室町幕府の将軍から有名なお寺に招聘されるほどの人で、永源寺を開山したら二千人もの修行僧が集まったんやって。
石畳と紅葉
開山堂の隣でも美しい紅葉が見られます。
石畳と紅葉が感動的な美しさですね。
洗練された美しさで、本当に感動するね。
こちらの場所でも枯山水と紅葉が見られます。
永源寺の紅葉って、滋賀県の中でも本当に素晴らしいですね。
そやね、それぞれ素晴らしい特色があるけど、純粋な紅葉の美しさ、スケール、洗練さでいうと、個人的には永源寺が一番感動したね。
紅葉の美しさを最大限感じる秘訣ってありますか?
やっぱり人が少ない朝一やね。
静けさの中で何にも遮られず、ゆったりと見る紅葉は超おすすめやで。
お抹茶席
境内には庭園を見ながら抹茶を頂ける、お抹茶席(500円)もあります。
さらに先へ進むと茶筅塚があり・・。
こちらがもう1ヶ所の受付となりますので、ここまでが永源寺の紅葉の見どころとなります。
撫で仏(賓頭廬尊者像)
撫で仏・・?
そう、各地のお寺にある「びんずるさん」やね。
びんずるさんって?
お釈迦さんのお弟子さんで、病気を治す神通力が凄いんやで。
体に悪いところがあったら、自分と「びんずるさん」のその場所を、交互に撫でると良くなるんやって。
ホントだ、撫でではりますね。
参拝した人が撫でやすいように、お堂の外に安置されてるんですか?
びんずるさんはお酒が大好きなんやけど、お釈迦さんとの禁酒の約束を破ってしまい、お堂の外に追い出されてます・・。
お酒を飲みすぎて、たまに玄関前で寝てる人もいますが・・。
・・・。
永源寺といえば蕎麦!
境内で永源寺そばが食べられます
こちらは永源寺の境内にあるお店。
「ぜんざい」や「あまざけ」などの甘味の他に、蕎麦、うどんなど食事メニューもあります。
永源寺地方といえば、蕎麦やね。
確かに永源寺そばって聞いたことありますね。
永源寺の周辺にも、そば屋さんがありますよ。
紅葉の少し肌寒いシーズンに、温かいお蕎麦はいいですね。
素朴な味で美味しかったです。
永源寺こんにゃく
さすが永源寺、やっぱりこんにゃくがあるね~!
こんにゃくが有名なんですか?
永源寺地方は『永源寺こんにゃく』のブランドで、歯ごたえがあって美味しいで。
この前、日本テレビの『満点★青空レストラン』でも紹介されてたで。
※ 画像は日本テレビ『満点★青空レストラン』のワンシーン
ここで永源寺こんにゃくの田楽を食べていきましょう
ゆうさん、こんにゃく好きですもんね
熱々のこんにゃくの田楽は、2本200円。
頂きまーす!
モグモグ・・・。
どうですか?
うわ~、うまい!
宮川大輔さんの完コピじゃないですか・・。
普通こんにゃくの食感ってそれほどないんだけど、永源寺こんにゃくは凄く歯ごたえがあって、そこに濃厚な木の芽味噌がタップリで美味しいわ~。
愛知川と紅葉を見ながら、永源寺こんにゃくの田楽を食べる・・ぜひお勧めです。
永源寺の紅葉、本当に素晴らしかったですね~!
また5月の新緑の季節にも来たいね!